四十路女のほんわか日記

このマンションじゃ狭いからアナタがお嫁にきてくれたら、
一戸建ての大きな家を購入しようと思っているの！

二世帯住宅でもいいのよ！

親の私たちは頭金の一部を援助してもいいと思ってるの！


とＴ君のお母さんは熱弁をふるっていました。





ちょっと待ってください。



一戸建ての夢はとっても素敵だと思います。


でも、私は身体障害者で階段が昇れません。

普通の主婦がするような１階で洗濯機を回して、
２階のベランダに干しに行く・・・というような
家事導線ができない身体になりました。

生活のために一日に何度も階段を行ったり来たりするなんて到底できません。

もし新居を購入されるのであれば、バリアフリーのマンションでないと私は住めません。



Ｔ君は長男さんです。
大事なＴ君の戸籍に傷をつけてしまうかもしれません。

もしＴ君の子どもがほしい、孫の顔がみたいと思っていらっしゃるなら
相手は私ではありません。

生めない身体ではないけれど、妊娠・出産・育児には向かない股関節を持っています。



Ｔ君は初婚だし、素敵な人だから
若くて元気で素敵な娘さんは他にも世の中たくさんいると思います。

私のような身体障害者と付き合うのは、人生最大のボランティアになると思います。

って事実をありのままに言いました。





私は結婚願望が強い割には、せっかくの縁談を退けてしまって。。。
思っている事とやっている事がまったく一致していません。


こんな私でもいいと言ってくださって
とても有難いお話なのに。


結婚後の『こんな筈ではなかった！』というミスマッチを防ぐためには
本当にいいんですね？の念押しをしなくてはいけないのだ。


Ｔ君とは学生時代からウマが合うので、
一緒にいてすごく落ち着けるし安心できる。

それなのに、いざ結婚の話が出ると二の足を踏んでしまう私。






Ｔ君も私の抱えている問題を知ってからいろいろ迷いが生じたようです。

後日、電話で話す機会がありました。
アナタはどう思っているのか、ご家族のご意向はどうなのか尋ねてみました。

すると、『母は結婚しちゃえ！』って言ってる。とのこと。

で？
アナタはお母さんのために結婚するの？
アナタはどうなの？どう思っているの？
アナタの主体性が全く見えない。　と質問攻めにすると、

『結婚はしたい。でも僕は将来的には自分の子どもがほしい
はじめから生めないとわかっている人とは・・・考えてしまう。
ちょっと難しいかもしれない』とのこと。



じゃあ・・・この話はなかったことにしようね。

てな事になりました。　チャンチャン♪






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